オペラはヨーロッパの歴史そのもの

オペラはヨーロッパの歴史そのもの

【ブランチアベニュー 世界の旅からシリーズ】
 〜ヨーロピアンスタイル編〜

<オペラはヨーロッパの歴史そのもの>

世界の旅からシリーズへ文化芸術に関連した投稿を目指すtomokaとして

初期投稿以来4,5年ぶりに、復活しました。

若干偏ってるかもですけど、興味があれば覗いてみて下さい。

 

個人的にヨーロッパと聞いてイメージする文化芸術の一つにオペラがあります♬

オペラの登場は16世紀末バロック時代にフィレンツェで始まったというのが今のところ有力で

ギリシャ神話が中心だったみたい。

それがローマ、ヴェネチア、ナポリへ広まっていったんです。

その後交易のルートが地中海交易から遠洋交易へ移行するとともにフランス、英国が力を持つようになり、

ここでも登場のルイ14世が王立オペラ音楽アカデミーを作り貴族の娯楽として発展していったんです。

だから内容も神話から王を称える内容に変化。

いつの時代も忖度ってあるんですよね(笑)

オペラもだけれど、西洋音楽の歴史と昔のヨーロッパ地図って興味深いんです。

16世紀のヨーロッパ地図

引用:https://www.pinterest.jp/pin/695172892454143417/

英国とフランス、スペイン以外ほとんどが北イタリア⁉

「神聖ローマ帝国」だったからオーストリア出身のモーツァルトも元はイタリアと一緒??

なんだかざっくりしてて面白いでしょ?

陸続きだから陣地取りの戦争を繰り返しながら政治も文化も発展してたんだんぁと。

そんなヨーロッパには、世界三大劇場の二つがパリとミラノにあるんですよ。

18世紀〜19世紀の狭間で沢山の歌劇場が建設され、オペラが上演された最も華やかな時代。

ガルニエ宮のオペラ座天井にはシャガールの壁画もある豪華さです!

シャガール天井壁画

引用:https://pixabay.com/ja/users/kei_tam-15992197/

宗教→貴族→市民へ移行すると同時に美術様式もバロック→ロココ→ロマン→印象と流行が移行。

それまでの神話的な内容から「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」と

王家王族が題材となって舞台も豪華に変化していったみたいですね。

オペラフィガロの結婚

引用:https://pixabay.com/ja/users/wikimediaimages-1185597/

(オペラ フィガロの結婚)

https://www.youtube.com/watch?v=QH_BHh1czW0

バレエもオペラもヨーロッパの歌劇場って客席までもが豪華でほんと異空間!

今でも入ることのできる歴史的建造物でアプローチからして芸術だと思う。

ガルニエ宮オペラ開園!

引用:https://pixabay.com/ja/users/mustangjoe-2162920/

あと面白いのは外観も国でずいぶん違うって事。

ガルニエ正面(パリのオペラ座)

引用:https://pixabay.com/ja/users/lino9999-6387232/

『ヨーロピアンスタイル』っていうインテリアからは脱線しますけど(笑)

ヨーロッパの歴史が垣間見られるのでちらっと貴族文化に想いを馳せて!

フランスは内装も外観もお城色が強くて貴族文化の豪華さが際立っている気がします。

今にもマリーアントワネットやポンパドール夫人が歩いて来るんじゃない?と妄想しちゃいますよね。

中世ヨーロッパの代表(ガルニエ宮鏡に間)

引用:https://pixabay.com/ja/users/graham-h-5475750/

歌劇場の外観も北へ行くほど落ち着いていくような気がしませんか!?

ウイーン国立歌劇場の屋根のペパーミントブルーが爽やかで個人的には凄く好きです!

ウイーンも王国だから貴族的ですけど。

ウイーン国立歌劇場

引用:https://pixabay.com/ja/users/lnlnln-1131094/

ドイツのドレスデン歌劇場はどっしりとしていてドイツっぽくないですか?

ゴツイ戦車かベンツみたいな(笑)

ドレスデンセンパーオペラ

引用:https://pixabay.com/ja/users/cocoparisienne-127419/

そして

クロアチアまで行っちゃうと大多数のオペラ・バレエ・歌劇場のイメージと違う気がします。

時代や戦争や歴史・財力で文化って陸続きでも違うのね~と実感します。

クロアチア歌劇場

引用:https://pixabay.com/ja/users/filipfilipovic-4754404/

それでもオペラは各国で愛され歌劇場を作ってきたヨーロッパって深いなぁと思う。

Classicなベッドライト

引用:https://pixabay.com/ja/users/jenniferpbc-1579481/

貴族の御姫様ではないけれど、

エレガントなスタンドが一つあるだけでもヨーロピアン気分になって素敵な夢がみられるかも?

『ヨーロピアンスタイル』なのにオタク建物編になっちゃいました(笑)

オペラは身近な娯楽だったんですよね~。

日本の歌舞伎とも通じるところがあって、恋愛ドロドロ編、サスペンス編みたいなのとか、

町の床屋さんのオペラ?「セビリアの理髪師」なんてのもあります。

https://www.youtube.com/watch?v=aFSQfi2loZQ(オペラ セビリアの理髪師)

舞台芸術の進化も感じながら、いつか歌劇場巡りの旅がしたいなぁ

と思っている歴史建築大好きなtomokaでした。

 

 

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