【ブランチアベニュー 世界の旅からシリーズ】
 〜ヨーロピアンスタイル編〜

<曲線の美学はヨーロッパ発>

世界の旅からシリーズに文化芸術に関連した投稿を目指すtomokaとしてはアンティーク家具も外せない

カテゴリーのひとつです!

 

ヨーロッパの建築様式は様々な時代を経てモダンでスタイリッシュになっていますが、ちょっとした丸みがあると柔らかく感じたりしませんか?

長い歴史に引き継がれたエスプリは今もどこかしらに残っている様な気もします。

温かなフォルムのランプ

引用:https://pixabay.com/ja/users/erikawittlieb-427626/

実は陸続きのフランス・イタリア文化に対してイギリスは少し違うテイストで進化をとげます。

フランス・イタリアはルネッサンス→バロック→ロココ調ですが

イギリスはジャコビアン→王政復古→ヴィクトリアン調って進化。

「ヴィクトリアン調」は産業革命後のイギリスで広まった様式ですが、「ロココ調」は、絶対王政が支配したヨーロッパの頂点、フランスの宮廷に咲き誇った様式です。

ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人の時代を「ロココの華」と言い、ルイ16世の王妃マリー・アントワネットを「ロココの女王」と称すことからも、「ロココ調」がフランス宮廷のサロン文化を彩る装飾様式だったことが分かります。

だから煌びやかなんですよね。

宮廷音楽が聴こえませんか?

引用:https://pixabay.com/ja/users/12019-12019/

「ヴィクトリア調」はイギリス、「ロココ調」はフランス!

2つの様式には似ているところもあるのですが、年代にしておよそ100年のへだたりがあり、年代以外にも大きな違いがありました。「ロココ調」が宮廷文化の華やかな時代のフランスで生まれ、家具の持ち主は王族や貴族だったのに対し、「ヴィクトリアン調」の家具は、貴族だけでなく産業革命で生まれたブルジョワ層と呼ばれる、裕福な市民の間にまで広まったものでした。

ヴィクトリア女王のイギリスは、産業革命を経て「世界の工場」と呼ばれ、栄華を誇った時代!繁栄の中で人々は、豊かな生活様式を作り上げました。

勝手なイメージですけどヴィクトリア調は重厚でロココ調はお姫様っぽい気がします。

個人的にはやりすぎない程度のアンティークな雰囲気が好きですね~(笑)

ヴィクトリア調インテリア

引用:https://pixabay.com/ja/users/vinnyciro-219264/

ロココ調な姫家具

引用:https://pixabay.com/ja/users/peter89ba-3561877/

イギリスは永くオーク材中心の直線的で重厚な時代が続いたのち、フランスからウォルナット材の輸入により浮彫や細工がしやすくなってロココ文化も一緒に入ってきたのでネコ脚家具も増えたんです。でもヴィクトリア様式を経て華やか過ぎないエドワーディアン様式になっていくのは国民性のちがいなのでしょうか?

落ち着きや堅実さを愛する国民性の中で熟成され、シックな色合いと上品で深みのあるデザインへと洗練され、宮廷家具に見られないドロリーテーブル(伸縮性のダイニングテーブル)やライティングビューロー(書き机と戸棚が組み合わさった家具で、机部分が開閉する)など、実用的な家具が生産されました。

英国アンティークデスク

引用:https://pixabay.com/ja/users/bru-no-1161770/

トランプ用のオケージョナルテーブルは広げて使うっていう優れもの。

アンティークなゲーム台

引用:https://pixabay.com/ja/users/27707-27707/

曲線テーマに戻りますが(笑)

ロココ調の家具は古き貴族の優雅さを醸し出しているし、

曲線の美しさが灯りを柔らかく感じさせてくれると思います。

アンティークな柔らかい灯り

引用:https://pixabay.com/ja/users/hpgruesen-2204343/

何気ない街の看板やカフェの椅子、ベランダの手摺り、ドアノブと、ヨーロッパの街中には曲線がいっぱい!

橋の石造りも曲線で、エッフェル塔も流れる様な曲線美です。

パリらしい看板

引用: https://pixabay.com/ja/users/smattern-5582433/

歴史あるセーヌ川にかかる橋

引用:https://pixabay.com/ja/users/pierre9x6-10217214/

職人がアーティストだったのでしょうか?細工技術が素敵過ぎて

ヨーロッパの街並みは何処で切り取っても優雅な美しいポストカードができてしまうのは

伝統を重んじ確かな技術の継承と頑固なプライドが作り出す美学だと思います。

カフェにいる人達までもお洒落に見えるし、庭先のベンチも、ふと見上げた街燈にも柔らかな雰囲気を感じるのは、曲線的な装飾だからなのでしょうか?

エレガントな街燈

引用:https://pixabay.com/ja/users/didgeman-153208/

伝統や職人好きなので、アンティーク家具を購入したい知人に付いて名古屋のショップに行った事があります。

アンティーク家具

フランスのアンティークを悩みながらも購入していました(笑)

アンティーク家具フランドル

https://www.antique-flandre.com/user_data/about-flandre.php

ここにはありとあらゆる曲線ものがたくさんみられます♬

この家具はどんな人が使っていたのかな?

とか思いを馳せるのも楽しいかもです。

どんな人が座ってたのかな?

引用:https://pixabay.com/ja/users/congerdesign-509903/

アールヌーボーも流れるような曲線ですが、シンプルにちょっとだけ曲線なものがいいなぁと思います。

アールヌーボーな美しい曲線

引用:https://pixabay.com/ja/users/139904-139904/

という事で我が家のポトスもある意味曲線美なのかも?なんて

安価に愉しむtomokaでした。

植物の自然な曲線

 

 

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