【アルファロメオ・ジュリア】ステアリングギアボックスのメンテナンスレポートです。

【アルファロメオ・ジュリア】ステアリングギアボックスのメンテナンスレポートです。

【カーライフ特集シリーズ】
<【アルファロメオ・ジュリア】ステアリングギアボックスのメンテナンスレポートです。>

こんにちは!
ブランチアベニュー、カーライフ担当の武田です。
先日、アルファロメオ専門工場に入庫してきジュリア、メンテナンスが完了しました。
今回は、そのメンテンナンス内容に関してレポートの第2弾です。

▼第1弾は、<ミッション>のメンテアンスについてのレポートでした。
 https://branch-avenue.com/z-exclude-post/150195/

今回の入庫のメインのメンテナンス項目は、以下の2点でした。
<ミッション>
・リバースギアに入れて、負荷を掛ける(例えば、坂上がりのバックなど)とギア抜けする。
・オイル漏れがある。
・ニュートラル状態で、クラッチを離す(繋ぐ)とカラカラ音がする。

<ステアリングギアボックス>
・オイル漏れがある。
・ステアリングに多少の遊びがある。

第2弾の記事では、<ステアリングギアボックス>のメンテナンスについてレポートします。
メンテナンス前に気になっていたのは、以下の2点でした。
・オイル漏れがある。
・ステアリングに多少の遊びがある。

まずは、ステアリングギアボックスを分解。

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▲ステアリングギアボックス分解時の状態

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▲分解したステアリングギアボックスのパーツ類

オイル漏れの原因になっていたのはクラック。
ギアボックスの数箇所にクラックが発見されました。

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▲クラックの箇所

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▲クラック部を溶接機で肉盛りして補修

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▲今回、活躍した溶接機

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▲クラック補修後のギアボックス

残念ながら、B/G嵌合部の補修は不可でした。

その他、分解してみてわかった要補修箇所にも対応です。

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▲セクターシャフトのブッシュが摩耗していたので交換することに。

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▲シールが、旧タイプのOリング式だったので、これも対応することに。

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▲後期型のOILシールタイプに対応できるように加工

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▲クラック部の補修、ブッシュ、OILシール交換を行い、ギアボックスの組み立てが完了

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▲完成検査を行い、正常であることを確認

ステアリングギアボックスを組み付けた後は、アライメントの調整

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▲アライメント測定の準備

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▲アライメント測定中

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▲アライメント測定値

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▲タイヤ整列の測定

メンテンナンス後、ステアリングギアボックスのOIL漏れは解消しました。

また、ハンドリングも、とても軽やかで快調です。

以前は、パワステなしの重ステなので、こんなものだろうと思っていたのが、今では見違えるほどです(^_^)

今回のメンテナンスでお世話になったのは、もちろん、シノダレーシングさん。

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▲シノダレーシングの篠田さん。

シノダレーシングという名前の通り、レーシングエンジンの製作、メンテナンスを長年行って来られた方です。
この道、約50年の超ベテランメカニックさん。
匠の技ながら、勘に頼るのではなく、データに基づく調整・メンテナンスが信条とのこと。

今回も、オーダーしたミッション、ステアリングギアボックス以外でも、気づいた箇所はメンテナンスしてくださいました。

ジュリアを長くよい状態で乗り続けるために、ホント頼りにしています。

これからも、よろしくお願いします!

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▲シノダレーシング

▼Shinoda Racing Shop
 https://www.ccn2.aitai.ne.jp/~srse4510/info.htm
 岐阜県岐阜市六条南2-20-4
 https://maps.app.goo.gl/nRZBLgogzrccbuYD6

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お楽しみにです!!

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