【アルファロメオ・ジュリア】ミッションのメンテナンスレポートです。

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【カーライフ特集シリーズ】
<【アルファロメオ・ジュリア】ミッションのメンテナンスレポートです。>

こんにちは!

ブランチアベニュー、カーライフ担当の武田です。
先日、アルファロメオ専門工場に入庫してきジュリア、メンテナンスが完了しました。

今回は、そのメンテンナンス内容に関してレポートします。

今回の入庫のメインのメンテナンス項目は、以下の2点でした。

<ミッション>
・リバースギアに入れて、負荷を掛ける(例えば、坂上がりのバックなど)とギア抜けする。
・オイル漏れがある。
・ニュートラル状態で、クラッチを離す(繋ぐ)とカラカラ音がする。

<ステアリングギアボックス>
・オイル漏れがある。
・ステアリングに多少の遊びがある。

今回の記事では、<ミッション>のメンテナンスについてレポートします。

4月の初見で、今回は、ミッション、ステアリングギアボックスを脱着OH(オーバーホール)することになりました。
やはり、中を開けてみないとわからないということで。

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▲ミッションケースをふたつに割ったところです。

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▲分解、洗浄後に各部を点検

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▲メインドライブシャフトの状態は普通とのことでした。

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▲今回、交換したパーツは、主には以下の箇所でした。

・シンクロリング

・スリーブ

・ギヤブッシュ

・B/G(ベアリング)

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▲1速、2速のシンクロリング

リング先端部が摩耗しており、交換。

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▲1速ギヤーブッシュを交換

内面はシャフトの外径に合わせ、規定公差に研磨加工して組み付け

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▲ブッシュは、焼きばめ(加熱膨張)した後に研磨仕上げ後に組み付け

ロックバンドも変形していたため交換

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▲カウンターシャフトセンターB/G(ベアリング)は基準値を超えていたということで交換

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▲リヤーベアリング、メイン、カウンターシャフト共に交換

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▲リヤーベアリングのインナーレースの面が新品に比べて荒れていた。

OIL交換時期が長すぎるとこの様になるとのこと。

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▲リヤーベアリングの旧部品

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▲1速、2速のシフトフォーク爪の幅が規定値を大きく外れていたということで交換です。

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▲交換した1速、2速のシフトフォーク

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▲シフトシャフトに関するSP(スプリング)

レートを大きい物に交換

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▲1速ギヤーのシンクロバンドにへたりがあったため、交換

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▲ミッションリヤーケースのシールも交換

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▲ミッションアウトプット

シャフトロックプレートも交換しました。

メンテンナンス後の感触で感じたのは、特にシフトアップ時のクラッチの繋ぎがとてもスムーズになったということです(^_^)

当初の懸念のギア抜けとOIL漏れは、これからウオッチしていきます。

今回のメンテナンスでお世話になったのは、もちろん、シノダレーシングさん。

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▲シノダレーシングの篠田さん。

シノダレーシングという名前の通り、レーシングエンジンの製作、メンテナンスを長年行って来られた方です。
この道、約50年の超ベテランメカニックさん。
匠の技ながら、勘に頼るのではなく、データに基づく調整・メンテナンスが信条とのこと。

今回も、オーダーしたミッション、ステアリングギアボックス以外でも、気づいた箇所はメンテナンスしてくださいました。

ジュリアを長くよい状態で乗り続けるために、ホント頼りにしています。

これからも、よろしくお願いします!

 

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▲シノダレーシング

▼Shinoda Racing Shop
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 岐阜県岐阜市六条南2-20-4
 https://maps.app.goo.gl/nRZBLgogzrccbuYD6

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お楽しみにです!!

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