ウイスキーの聖地、スコットランド!
【ブランチアベニュー 世界の旅からシリーズ】
〜ヨーロピアンスタイル編〜
<ウイスキーの聖地、スコットランド!>
世界の旅からシリーズのヨーロッパ編という事で、世界中のウイスキーの中で正統派として君臨する、シングルモルトを中心に琥珀色な大人の楽しみについて覗いてみます。
世界には日本も含めウイスキーの産地?は様々。
スコッチウイスキー・アイリッシュウイスキー・カナディアンウイスキー・アメリカンウイスキー・ジャパニーズウイスキーの5大ウイスキーが有名です。
嗜好品なので個人の好みですが、やはりスコットランドは歴史も古く、北のハイランドから南のローランド、その周辺の島々まで、北海道と同じ面積に120以上の蒸留所が稼働しているって凄くないですか??
英国人は紅茶だけじゃなくウイスキーも大好きって、琥珀色が好きなのでしょうか?
引用:https://pixabay.com/ja/users/felix_w-6547745/
琥珀色を作り出すウイスキーは大麦麦芽から作るモルトウイスキーと、ケンタッキー州のトウモロコシを51%以上で作るバーボンウイスキーと、素材は二極しますが、製法は糖化→発酵→蒸留→熟成と同じ工程を経ていきます。
引用:https://pixabay.com/ja/users/saxonrider-85297/
その際に、単式蒸留(一つの蒸留所のみで作る)のシングルカスクや複数の蒸留所のモルト原酒を使用するブレンデッドウイスキー等たくさんの銘柄に分かれます。
バーボンは連続式蒸留機を使ったり、新樽しか使わないと若干違うみたいですけど、長い年月樽で熟成されるのは同じです!
引用:https://pixabay.com/ja/users/ajacs-813807/
ウイスキーラベルに12とか、20とか、はたまた35とかの数字は熟成期間。
熟成樽の種類やピートや何やらと
奥が深くてウンチクを語る紳士も多いですよね~。
引用:https://pixabay.com/ja/users/paeparadox-803564/
グレンリベットは政府公認蒸留所第1号として1824年創業
マッカランも1824年、スプリングバンクは1828年、ラフロイグは1815年
アイランズのスカイ島にあるタリスカー蒸留所は1830年創業とこの時期にたくさんの蒸留所が出来たんですね~。
アイラ島最古のボウモアは1779年創業ですが、1994年にサントリーが買収。
引用:https://pixabay.com/ja/users/easedale-4020763/
アードベックも1794年や1815年創業と諸説がありますが、1997年にグレンモーレンジ社が買収。
何年も樽で熟成させての販売は大変ですものね。ワインもそうですがウイスキーはワインに比べて需要人口は少ないですからね。食事中と一緒に飲まない事も一因でしょうね。
日本のサントリーは財力で人気のマッカラン、ラフロイグもバーボンのジンビームもメーカーズマークも買収。
ディアジオ、ペルノリカールに次ぐスピリッツ部門3位。
スコットランドの名門5蒸留所とアイルランドの2蒸留所、アメリカ2蒸留所,カナダ2蒸留所,日本の山崎、白秋、知多蒸留所って!!すごい数の蒸留所を有してる事に!!
スコットランド的にはどうなのかなぁ?
賛否両論あるでしょうが、コレクターがオールドボトルを欲しがるのには、買収前の時代にロマンを感じてなのかもしれないですね。
引用:https://pixabay.com/ja/users/jackmac34-483877/
最近はバーボンやウイスキーをソーダで割ったお手軽な飲み方もありますが、
居酒屋では無くて、やはりオーセンティックBARでストレートな琥珀色とチェイサーがウイスキーの飲み方であってほしいと思います。
初めてBARに連れて行ってもらった時には、すごくカッコいい大人の世界に入った気がしたのを思い出します。
Jazzが静かに流れていて、カウンターや店内もこげ茶な感じで大好きな雰囲気でした。
引用:https://pixabay.com/ja/users/tomkaczy-4594514/
その頃は今程ウイスキーのコレクターとかいなかった気がします。
1983年に廃業したアイランド島の蒸留所、ポートエレンのシングルカスクとか、オールドウイスキーは希少価値なので一杯でカジュアルフレンチのコース料理と同じくらいの値段だったり、1950年のマッカランレッドリボンとか、1杯だけでびっくりする金額なものも。
マッカラン12年も「シングルモルトのロールスロイス」と称されどんどんコレクターの間で高騰。
芳醇な香りや余韻に浸るには財力も必要なのですね(TT)
あげちゃったコレも持っていたら今頃もっと価値があがったかも?と少し残念w
日本のウイスキーは1916年に摂津酒造に入社した竹鶴正孝青年が24歳で単身スコットランドへ留学した際の、猛勉強した「竹鶴ノート」がジャパニーズウイスキーの原点です。
帰国後は困難続きでしたが、サントリーの前身「寿屋」の鳥居新次郎氏から1923年に京都郊外の山崎に作った蒸留所を任されることになり、鳥居氏共々、今のジャパニーズウイスキーを誕生させたのです。
10年の契約期間後、竹鶴氏は北海道の余市に独立して蒸留所を作り、ニッカウヰスキーとして高度経済成長期に全国へ広がり、85歳で永眠するまで毎晩自慢のウイスキーを楽しんでいたそうです。
なんだかロマンを感じます。
↓この余市の倉庫風景は懐かしいスコットランドを思い出して作ったんでしょうか?
引用:https://pixabay.com/ja/users/1443435-1443435/
美味しい水と森に囲まれて、人を喜ばせる美味しい酒ができると言われています。
森は湿度を一定に保ってくれるし、おいしい水は酵母が喜ぶらしいです。
引用:https://pixabay.com/ja/users/seanegriffin-3614451/
味はシェリー樽で熟成した甘めな香りのものがお子様なので好きですがw
ラベルのデザイン好きとして思うのは、バーボンはアメリカンポップな感じですが、モルトは百科事典や名作文学全集のようなクラシカルな伝統の英国らしさを感じ、紳士な飲み物のような気がします。
だってバーボンはカウボーイがカウンターを滑らせてショットをひっかけるイメージですからね~w
引用:https://pixabay.com/ja/users/bru-no-1161770/
伝統や歴史好きなtomokaとしては、アイルランドやスコットランドの気候風土や、竹鶴さん、鳥居さんの夢の実現ヒストリーを感じながら、コロナ過でご無沙汰な琥珀色の世界に行きたいなぁと思う今日この頃ですw
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