エッフェル塔をリスペクトな名古屋テレビ塔
【ブランチアベニュー 世界の旅からシリーズ】
〜ヨーロピアンスタイル編〜
<エッフェル塔をリスペクトな名古屋テレビ塔>
世界の旅からシリーズに文化芸術に関連した投稿を目指すtomokaとしてはパリのエッフェル塔建設にまつわる歴史に加え、名古屋テレビ塔との共通点について名古屋市民として伝えないとね。
今ではパリの代名詞なエッフェル塔ですが、当時は芸術家を中心に大反対運動が勃発していたんです。
皆さんの怒りは
これまで無傷に保持されたパリの美を無用にして醜悪なる『バベルの塔』が歴史を傷つける!とか
巨大な工場の煙突の如く、目が眩むような馬鹿げた塔がパリを見下ろし、野蛮な塊でノートルダムやルーブル宮、凱旋門といった建築を圧倒し、我らが全ての記念建造物を辱め、全ての建築を矮小化して唖然とさせるような夢幻の中に消滅せしめる事を……と延々と抗議文が続いていました。
オペラ座を建築したガルニエやアヴェマリアの作曲家グノー、作家のモーパッサンなど、錚々たるメンバーがパリの美を守ろうと怒り心頭だったようです。
引用:https://pixabay.com/ja/users/pierre9x6-10217214/
でも私たちはエッフェル塔ありきなパリしか知らないからピンとこないですけどね。
建った後にはモーパッサンはエッフェル塔1階のレストランによく行っていたそうです。『エッフェル塔が嫌いな奴はエッフェル塔に行け』と嫌みなのか中にいれば見なくて済むからって‼︎
でも本当に嫌なら行かないですよね?出来上がったらいいなぁ!?って思ってたんじゃないのかしらw
引用:https://pixabay.com/ja/users/publicdomainarchive-262011/
フランス革命100周年とパリ万博の目玉として建ったエッフェル塔は世界中を驚かせ万博で大人気、その後世界中で塔が建設されたみたいです。
引用:https://pixabay.com/ja/users/m_horn71-2351435/
レースを身に纏ったような優美な姿から『鉄の貴婦人』と呼ばれて、色もエッフェルブラウンというパリの街に溶け込むよう配慮されているそうです。
鉄が錆びないよう強度の大きな練鉄と錆び無いように7年に一度塗り替えているとか。
エッフェル社のエッフェルさんは優秀な建築家で、『技術を追求する事で美しさは生まれる』と確信していたそうです。塔建設前にニース天文台のドームや自由の女神像の鉄の骨組みを作った有名な技術者で、功績を讃えて鏡像がエッフェル塔の足元に飾られています。
引用:https://pixabay.com/ja/users/naknaknak-90985/
当時の建設資料にこんな工事風景が残っていてびっくりでした。
これほんとだったら凄い職人さん達ですよね!!命綱もナシって!!
26か月と5日で完成したというハイスピードにも関わらず、エッフェル塔建設で亡くなった方は1名だけという当時の工事では快挙です。
日本も明治時代に鹿鳴館、ニコライ堂、北海道庁舎などの建設技術はあったけれど
324mの高さで115mの2階までエレベーターを作る技術には驚愕したんじゃないかな?
引用:https://pixabay.com/ja/users/publicdomainarchive-262011/
今では工業国日本(最近は微妙かもですけど)も世界に誇るAIや様々な技術で大躍進!
その耐震技術によって、名古屋テレビ塔は壊すことなくリニューアルしたんです。
4本の鉄柱下にレトロフィット工法で免振装置を取り付け震度6以上でも倒れないらしいですよ。
そしてなんとタワー内にホテルが入っているのは日本初なんです。
アートホテルって言ってもいいくらい部屋毎にコンセプトがあって様々な作品が各部屋を彩っています。
◆名古屋テレビ公式サイト
https://www.nagoya-tv-tower.co.jp/history/
◆名古屋タワーホテル公式サイト
https://thetowerhotel.jp/stay/
名古屋テレビ塔は1954年に「東洋のエッフェル塔」と呼ばれた日本初の電波塔として開業!日本の構造建築第一人者の内藤多仲氏建築の登録有形文化財です。
名古屋テレビ塔の後に通天閣、別府、札幌、東京、博多のタワーを建てたので「塔博士」と呼ばれ、名古屋はタワー6兄弟の長男なんです。
合わせて久屋大通公園が出来た時に、パリのシャンゼリゼ通りと姉妹都市になったという、パリとは縁がある名古屋なんですw
久屋大通公園は2013年から大規模な再開発で第一期としてテレビ塔までの工事が終了。
1番北のエリアはほーーーーーんの少しエッフェル塔みたいかもw
引用:https://pixabay.com/ja/users/zebulon72-24853/
他にも共通点があって、
エッフェル塔は1990年に再度万博が開かれパビリオンとして観光客を集めたけれど、その後だんだん入場者が激減。塔の権利が1909年にパリ市に移るタイミングで解体される運命だったんです。それが1904年にフランス軍が電波塔として使うこととなり、現代まで電波塔としての役割を担って健在できています。
名古屋テレビ塔もアナログ放送終了に伴い電波塔の役目がなくなり、耐震の問題も相待って存続の危機がありましたが、耐震強化と観光のシンボルとして存続出来ることになり、今回のリニューアルオープンとなったんです。
長年名古屋市民に愛されたテレビ塔が消えるのも寂しいなぁと思っていたので良かったです!
ダサイ?と言われる名古屋とパリは違いますが、街の真ん中にシンボリックな塔があるのって世代を超えて思い出になってる素敵な景色だと思います。
コロナ禍でまだまだパリには行けませんが、この春名古屋テレビ塔のフレンチレストランで
パリの雰囲気を楽しめるイベントがあるんです♬
コロナ対策万全で人数も半分にしているので、ゆったり名古屋の景色を眺めてみてはいかがですか?
ショーと食事は時間を区切り、お客様はマスク着用ですが、ほんの少しはパリに行った気分になれるかも♪
せめて、音楽、映画、絵画他、今の可能な方法で世界を旅してみたいものです。
早くエッフェル塔からパリの歴史的街並みを眺められる日が来ます様に!
引用:https://pixabay.com/ja/users/duotone_-7110329/
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