ブランチアベニューがサポートさせて頂いた会社・お店・人のご紹介
【banana王国の国王 成田 晋浩さんの紹介】
– Sapported by BRANCH AVENUE –
BRANCH AVENUEとも深い関わりのある、bananaのテーマパーク「banana王国」。
その国王である成田 晋浩さんの魅力的をご紹介します♪
地下鉄東山線「本陣駅」から徒歩5分。
赤い販売ワゴンが目印のバナナのテーマパークがそこにあります。
その名も「banana王国」!!
その国王である成田 晋浩さんは100年続くバナナの卸問屋の四代目。
その歴史を表すように、お店には数々の歴史を感じさせる品々が並びます。
その成田さんが、どのような人生を歩み、王国の建国まで至ったのかというストーリーを成田さんの言葉でお楽しみください♪
もともとは、駅前の納屋橋でバナナの卸問屋をひいお爺さんの代から営んでいました。
この場所(現banana王国)に越してきたのは、今から53年前です。
その年に僕が産まれたので、この建物と僕はちょうど同じ歳という事になりますね笑。
なので、僕の全てはこの場所から始まったと言っても過言ではありません。
この場所で育ったというよりは、一緒に産まれて、一緒に育ったという方が適切かもしれませんね笑
小さい頃は、バナナ屋さんの子という事で“バナナ屋さん”と呼ばれていました。
あ、その頃はまだバナナ王子ではありませんでしたよ笑。
産まれてからずっと僕の周りにはバナナがあり、バナナに囲まれて育ってきたために、小さい頃は逆にあまりバナナを食べなかったですね。
もう見てるだけで、バナナはお腹いっぱいになってしまって、食べる気にならなかったんです。
そんな幼少期を経て、高校3年になった頃、みんなが進学を志す中で、僕は家を継ぐ事を決意しました。
もともと勉強があまり好きではなかったので、大学進学して勉強をしたくなかった事と、大学進学した先の就職のイメージに、僕のサラリーマン姿はイメージになかったので、このまま家を継ぐ事に決めました。
しかも丁度その時に、二代目である僕の祖父が引退する事になっていたので、丁度祖父との入れ替わりという事になりました。
その時、僕の父はもちろん三代目として働いていましたが、80歳手前まで祖父は現役で父と働いてましたね。
しかし、人間張り詰めていた気が一気になくなるとダメなのか、あんなに元気だった祖父が引退後しばらくして痴呆症になってしまいました。
しかもその後81歳になってすぐに他界してしまったのです。
祖父にとっては仕事が生きる張り合いになっていたんだなとその時痛感しました。
そして、勉強したくないからという理由で、家業に入る事になった僕ですら32年間バナナの卸問屋一筋で続けてきました。
やはり血は争えないですね。
入った当初は、仕事というか毎日が単調な作業だなと感じていました。
お得意様もだいたい決まっていたので、新規の営業をかけるわけでもないので、ずっとそんな単調な日々が続くと思っていました。
しかし、徐々に時代の変化が押し寄せてきて、大型のスーパーなどが増えてきた事により、お得意様がどんどん店を辞めてしまっていったんです。
うちのお得意様は個人商店さんばかりだった為に、その打撃はもろに経営を直撃しました。
そして、そこにインターネット販売という流通が普及し始めた為に、卸問屋の要である市場の必要性が薄れていき、経営は悪化する一方でした。
特にバナナという市場は、新規顧客の開拓が特に難しい市場で、父と二人で仕事を回している僕たちには大手スーパーへという道も難しいという状況から、“このままじゃまずい。なんとか新しい事を始めなくては”という思いが芽生えてきました。
そして、別で少しの間、飲食を業を学ぶ為、週一でカフェをやってみたんですが、飲食業の厳しさを知りました。
その時の“ただカフェをやるだけじゃダメだ”という思いが、今の王国建国に役に立ってますね。
その後、カフェは辞めてしまいましたが、本業の卸業の経営は益々悪化する状況だったので、まだ長年のお得意様が数名いる状態ではありましたが、“辞める事をきっぱり決めなくては次のステップへ進めない”との思いから、2017年に100年続いたバナナの卸問屋の歴史に幕を下ろしたのです。
父も80歳を過ぎて一緒に働く事も、なかなか大変だった事もあり、早く楽をさせてあげたかった気持ちも重なったのかも知れませんね。
次どうするかはまだその時は何も決めていなかったのですが、先ずは辞めると決める事が大事だと感じたので、断腸の思いではありましたが、卸問屋という仕事はそこできっぱり終わりにしました。
そして、2018年からはキッチンカーで販売するという流れに繋がっていきました。
キッチンカーで販売するものは、周囲からはもうバナナにこだわらなくてもいいんじゃないかという意見もありましたが、100年続けてきたバナナの知識をせっかくなら活かしたかったし、ひいお爺さんから続けてきたものを、何かの形で繋いでいきたかったんですよね。
だから、キッチンカーで販売するものはバナナにこだわりました。
キッチンカーで2年ほどイベントとかを活かし、販売活動をしてきましたが、その中でこの卸問屋で使っていた場所をイートインにしてキッチンカーを厨房にして飲食業をしたいなという構想は、キッチンカーを購入した当時からありましたね。
しかし、実際その構想を飲食業に詳しい人に話すと、キッチンカーを厨房として、固定の店舗として飲食を始めるのはいささか問題があることが発覚。
その構想は潰えましたが、逆に“厨房を作ってきちんとした店舗を作らないと”という新たな夢が決意が生まれた瞬間でした。
その夢の集大成が今のbanana王国です。
家族がいる上で、長年続けた卸問屋を辞めて、キッチンカーを買ってイベントで販売するっていうのも、やはり長い目で見たときに、今変えていかなきゃ20年、20年先の未来はないなと思ったからこそ新しい事にチャレンジしたんだと思います。
僕にとっては家族との未来を本気で考えたからこその決断でした。
そして何よりキッチンカーの仕事は、バナナの卸業として日々変わらぬ毎日を送っていた僕にとって、毎日が新しい事の連続の毎日が新鮮で楽しかったですね。
高校出てすぐに家業に入った為、昔からの見慣れた顔ぶれの中で仕事をしてきた僕にとっては、いく先々で出会う新しいお客さまとの出会いが、一番楽しかったです。
Facebookをやっていたことも功を奏して、徐々にお客さんが増えていきましたね。
そして、そのFacebookのプロフィール写真をちゃんと撮り直そうと思った時に、知り合いのカメラマンの方が僕の頭に本物のバナナを被らせてきた事がキッカケで“バナナ王子”というキャラクターが出来上がりました。
インパクトとしても申し分ないし、「バナナの美味しさを伝える」というコンセプトからしてもぴったりだなという事で採用になったわけです笑。
しかし、本物のバナナはやはり重くて大変なので、のちに偽物の被りものにしました笑
でも、バナナ王子というブランディングをしてよかったと思っています。
インパクトが大きいので覚えてもらいやすいですね。
そんな事をしながらキッチンカーをしていたんですが、キッチンカーは場所を固定して販売していたわけではなかったので、“この商品普段はどこで買えますか?”と聞かれても、固定の場所がないというジレンマから、本気で“お客様の為にも固定の場所を持たないけないな“と感じるようになりましたね。
それがだいたい、王国開国の一年前くらいでした。
そこから王国開国に向けて本格的に動き出しましたね。
丁度その頃、お店を出すにあたり、経営を学ぼうと思って入った先の知り合いの方に、ブランチアベニューの武田さんを紹介してもらったのがきっかけです。
実は武田さんとの出会いはそれが初めてではなく、以前少しの間僕がやっていたカフェで、カレー会を開催した時に来てくださっていたのですよ。
その時の出会いが、まさか今に繋がるとは思ってませんでしたが笑。
人のご縁って本当に不思議ですね。
武田さんを紹介して頂く前に、全てを建て替える案を出してきた業者さんもあったんですが、費用がとてもかかるし、何より僕の考えているのと少しズレがあるような気がして、迷っていたんですよ。
そんな最中、武田さんと初めて話した時に、「最初は無理せず、やれるところからやって行くほうが良いんじゃないか?」という提案を頂いて、それが僕の中でとてもしっくりきたんですよね。
直感的に何か「ここなら安心して任せれる」というご縁を感じたので、ブランチアベニューさんに任せる事に決めました。
その最初の相談から、開国まで1年もなかったです。
そう言えば、最初のカレー会で武田さんにお会いした時は、“ちょっと近寄り難いな”という印象を抱いていましたが、実際にきちんと話してみて、その印象は覆りましたね笑。
とてもソフトで話しやすい方で良かったです笑。
▼今ではとても仲良しな二人。
▼壁に掛かっている植物は、開国祝いにブランチアベニューから送ったもの。
それまで、4月までは色々内装のすり合わせなどを考えていたんですが、3月にある占いの鑑定師の方に見てもらったら、色は“黄色と青」が良いと言われて、なら天井は青空を模して青く塗ろうと決め、僕と娘で青空らしく雲を自分たちで描きました。
イメージがハワイって言うよりは、バリっぽいイメージを思い描いていたので、空を描いた事で一層南国感が出ましたね。
4月から、ブランチアベニューの施工担当の新しい方も加わった事で、そこからは急ピッチで進みましたね。
僕が思い描いていた事をイメージ図で出してくれたりして、イメージの擦り合わせもしやすかったです。
▼完成した再現率の高い藁葺き屋根。
6月にオープンしたので、そこから2ヶ月で開国でした。
2ヶ月は本当に早かった。
6月オープンにしたのも実は理由があるんです。
実は妻との結婚記念日が6月なんですが、これまで苦労をかけた妻への感謝の気持ちを込めて6月にしました。
また、「banana王国」として開業して良かったと思っています。
ただお洒落なカフェなら巷に沢山あるので、どうせやるならオリジナリティ溢れるものを作りたかったんですよ。
かつ、来てくださった方が楽しめる空間であるものにしたかったので。
その事が功を奏して開国前から話題になり、TV取材などもして頂けたりと予想だにしない反響が嬉しかったです。
100年の歴史があるバナナの卸問屋という事もこの王国の権威づけに繋がりましたね。
開国に携わってくださった、ブランチアベニューの方、クラウドファンディングで支援してくださった方、僕の家族含め、全ての皆様に感謝です。
また、僕はこの場所で生まれて、沢山の地元の方に支えられて育ってきたので、地域の方へ貢献したいという想いもありました。
この王国が地域の方の憩いの場所になってくれれば嬉しいです。
そう語ってくださった成田さんの笑顔に、成田さんが愛される人柄の良さが滲み出でいました。
是非皆様、一度国王である成田さんに会いに行ってみてくださいね♪
美味しいバナナの匂いと国王の笑顔、お店の雰囲気に心がほっこりしますよ♪
この王国の建国のサポートを、私たちブランチアベニューが関わらせて頂きました。
最初は何も無い倉庫のような空間に、この様な南国感満載の王国が建国されとても嬉しく思っております。
王国の建国の様子は、ブランチアベニューのyoutubeチャンネルにて公開しております♪
是非その様子も合わせてご覧ください♪
↓↓↓
【幸せリノベーションプロジェクト】
〜バナナ王国(banana王国)〜建国への想い〜
皆さま応援よろしくお願いします!
▼banana王国の店舗について知りたい方はこちらから
https://branch-avenue.com/happy-sample-room-renovated/104734/
▼banana王国のメニューについて知りたい方はこちらから
https://branch-avenue.com/product-service-selected/104764/
アクセスマップ
<会社情報>
バナナの小さなテーマパーク『banana王国』
営業時間 11:00〜18:00
定休日 月曜日
TEL 090-1748-9266
所在地 名古屋市中村区松原町2-20-2
交通 地下鉄東山線 本陣駅 徒歩4分